こんにちは、うどん粉です。
またまた記事更新が久々になってしまいました。ちょっとオトナの事情(卒論)がありまして。


今回は、山梨県の小淵沢に小旅行した際に訪れた「サントリー白州蒸溜所」のレポートをしたいと思います!

行ってきてからだいぶ日にちが経ってしまったのですが、この熱い想いは消えていやしねえ!…ので安心してください。

アル中らしく、アルコールへのありあまる愛を盛り込んでお送りします。





◆ 豊かな緑と天然水で作られる白州


白州蒸留所は、新宿から特急列車で2時間ほどの山梨県北杜市白州町にあります。

最寄駅はJR小淵沢駅で、駅からは少し離れたところにあるのですが、無料シャトルバスで行くことができるので意外とアクセスしやすいんです。


山梨県…


それにしても、


である。

ひたすらにである。


白州を使用したハイボールは森薫るハイボールと呼ばれていますが、そりゃあこれだけ森に囲まれた蒸留所で作られているお酒なら嫌でも薫るわ!!って感じですね。



白州はこの森が育てた天然水を使って作られます。


白州はあの「南アルプスの天然水」と同じ水源を使って作られています。
南アルプスの天然水」もサントリーが製造していて、ボトリング工場は白州蒸溜所に併設されています。

先人は、この森が創り出すおいしい天然水を求めて小淵沢に蒸溜所を設立したとのこと。



サントリーのキャッチコピーは

水と生きる サントリー

う〜ん、納得。



そんな白州はウイスキーの中でもシングルモルトというジャンルに分類されます。

アメリカンウイスキーにおいてシングルモルトは「大麦のみを原料としたもの」ですが、スコッチウイスキーにおいては「1カ所の蒸溜所で製造されたウイスキー」を意味します。

白州はスコッチウイスキーにおけるシングルモルトを指すため、「小淵沢の白州蒸溜所でのみ作られたウイスキー」ということになります。

1つの蒸溜所で長い年月をかけて作られるということは、それだけ造り手の技術や想いが反映されやすく、良いウイスキーができるというワケです。

そんな想いを感じながら大切に味わって飲みたいものですね。(おいしいからすごい勢いで飲んじゃうんだけど。)




◆ 白州が作られていく工程を間近に見れる有料コースがおすすめ

白州蒸溜所の見学には2つのコースがあります。無料コース有料コース(1,000円)です。

無料のコースでは、場内のBARやレストランを自由に見学できますが、製造工程を見学することはできません。

一方有料コースでは、場内の見学はもちろん、ガイドさんの説明を聞きながら、実際に白州が製造されているところを見ることができます。
白州のテイスティングもできるので、断然有料コースがおすすめです

もちろん、私も有料コースを予約しました。

なお白州蒸溜所に入るためには、無料コース、有料コースに関わらず予約が必要なため注意してくださいね!



◆ 大人のワクワクを刺激する製造工程見学

ウイスキーが作られる過程はざっくりとこのようになっています。

1. 麦と天然水を混ぜ合わせる
2. 混ぜ合わせた麦汁を発酵させる
3. 蒸留する
4. 樽につめて熟成させる
5. 樽ごとに異なる風味のウイスキーを、均一な味になるようにブレンドする


白州蒸溜所の有料コースのツアーでは、1〜4の工程を間近に見ることができます。



1. 麦と天然水を混ぜ合わせる

麦と天然水を混ぜ合わせる過程を行う建物内は、むあっとした熱気が。
そして、熱気とともに麦の香ばしい香りが充満しています。

麦と天然水を混ぜ合わせ、大きな大きな金属製の樽で加熱するため、そこからの熱気と香りがするんです。

この工程が白州づくりの第一歩となります。

ちなみにこの最初の工程はビールを作る際と全く同じです。

今、目の前で混ぜ合わされているものが12年後、18年後、誰かの晩酌を楽しませるウイスキーになるのだと、未来に想いを馳せながら熱気と麦の香りを感じると一層楽しいかもしれません。(ドヤッ)



2. 混ぜ合わせた麦汁を発酵させる


続いて、混ぜ合わせた麦汁を発酵させる過程に入ります。

大きな大きな木の樽に、混ぜ合わせた麦汁を入れて発酵させます。
白州にしか生息していない乳酸菌と、白州の森が育んだ木の桶が、この麦汁をより風味豊かなものに育てていきます。

発酵1日目の桶の中は、まだ濁った麦汁があるだけですが、発酵3日目の桶の中ともなると、発酵によって生成された二酸化炭素によって桶の中はアワアワぶくぶく!

見学用の桶にはのぞき穴がついていて、中の様子が見られるようになっているので、是非覗いてみてください。



3. 蒸留する


白州蒸溜所見学の一番の見どころと言っても過言ではないこの蒸留ブース。
ポットスチルと呼ばれる蒸留釜で発酵した麦汁は二度蒸留されます。

1000℃を超える温度の超強火で蒸留されることで、力強く風味豊かなウイスキーが出来上がるのです。

そしてポットスチルの形の多様性が、ウイスキーの香りや風味の細やかな個性を作り出しているとのこと。

そして二度の蒸留の過程を経たウイスキーのもと(原酒)のアルコール濃度は、この時点で70%〜80%にもなります。

飲んでみたい……(アル中並の感想)



4. 樽に詰めて熟成させる


工場見学ツアーでは、蒸留ブースを見学した後、バスに乗り樽の貯蔵ブースへ移動します。

移動中のバスの中では、ツアーガイドのお姉さんからこんなアナウンスが。


「白州の貯蔵施設の中は、白州の香りが充満しているので、お酒に弱い方は注意してくださいね。ご気分が悪くなったら声をかけてください!」


(そんなに〜〜??まぁ、何かあったら大変だからってことでガイドさんも念のため注意喚起してるんだろうな〜。)



甘かった。


貯蔵施設に入った途端、揮発した強いアルコールが鼻の奥を刺激してきました。

それもそのはず。


これは展示用に置いてある樽なのですが、左の樽は4年間貯蔵したもので、右の樽は12年間貯蔵したもの。

が減って色が濃くなっているのがわかりますよね?

これは木の樽から数%のアルコール分が自然蒸散することで、このような容量の減少が起こるんです。

空気中へ飛んでいくアルコール分を、大昔にウイスキー造りの知恵を与えてくれた天使に感謝を込めて「天使の分け前」と呼ぶそうです。


貯蔵施設の中はもう天使の分け前だらけ

言うなれば全身が白州の気体に包まれているような感じです。クロロホルムを嗅がされたコナンのような気持ちです。


わたしは心底ここに住みたいと思いました。




5. 樽ごとに異なる風味のウイスキーを、均一な味になるようにブレンドする

貯蔵された原酒は樽ごとに微妙に風味が異なります。蒸留時のポットスチルの形や、樽により多種多様な風味を持つ原酒が生まれます。

これらの個性を引き立て、尊重しつつ、製品として均一な味にブレンドするのがブレンダーの仕事です。

ブレンダーは主に渋めなおじ様です。(嘘と希望と偏見)

ブレンダーのお仕事の様子を見学することはできませんが、テイスティングタイムにはブレンダーになったつもりで原酒を味わうことができます。



◆ お待ちかねのテイスティングタイム


さて、白州が造られるナマの現場をまるっと見学した後は、お待ちかねのテイスティングタイムです。

ホンモノのブレンダーさんが使うものと同じテイスティンググラスを使って味わいます。


お店に並んでいるようなブレンドされた白州の他に、ホワイトオーク樽で貯蔵した原酒や、ライトリーピーテッド原酒も味見することができます。


・ホワイトオーク樽原酒
オークはいわゆるナラの木で、ホワイトオークは主に北米産のナラの木を指します。この木で作られた樽で貯蔵することで、原酒の風味にバニラの香りココナッツの香りが見られるようになります。


・ライトリーピーテッド原酒
ライトリーピーテッド原酒に使われるピートは植物が堆積してできた炭のようなもので、白州の原料の麦を乾燥させる時に燃料として用います。
ピートを使って麦を乾燥させると、麦を燻製したかのごとく、スモーキーな香りがつきます。
このスモーキーな香りのついた麦を使って作られたのが、ライトリーピーテッド原酒なんです。



絶妙なバランスで、ホワイトオーク樽原酒やライトリーピーテッド原酒などの原酒を混ぜる合わせることで、白州の奥深い複雑な味わいが表現できるんですね。



ブレンダーさんは、ウイスキーの風味をこのような様々なものに例えて表現します。(プロジェクターの後ろの景色が森なところが白州らしい!)

まずを見ます。
その後グラスを軽く回し香りを立たせてから鼻を近づけて香りを試します。
それから水を少量加えてひとくち味見をします。
これが正しいテイスティングの仕方。

面白いことに、加水をすると香りに微妙な変化が生じるんです。まるで魔法のよう!

鼻と舌の感覚を研ぎ澄まして、ゆっくりと白州を味わってみると、フルーティーさからスモーキーさまで、幅広い風味を感じることができました。
今までおいしいからってガバガバ飲んでごめんなさい!!

/ん〜なんのかおり?\



◆ 白州蒸溜所で学んだ美味しい森薫る白州ハイボールの作り方


テイスティングタイムには、ツアーガイドさんが、美味しい「森薫るハイボールの作り方」を教えてくれます。

アル中うどん粉、1回聞いてバッチリ暗記してきました。皆さんに伝授しますから、ありがたく思っていいよ!!


1. グラスに氷を目一杯にいれます。
※このとき大きくて角の少ない氷を選ぶ、テトリスのようにできるだけギッシリ詰めるのがポイント。

2. 白州を1ショット(30cc)加える。
※アル中はダブル(60cc)でも。

3. マドラーでかきまぜて、加えたウイスキーをしっかり冷やす
※ウイスキーが冷えていない状態で炭酸を加えてしまうと、炭酸が抜けやすい。

4. 3でウイスキーを冷やすことで、氷がとけてカサが減るので、グラスいっぱいになるように氷を足す。
※コップの隙間を上手に埋めましょう。

5. 「南アルプスの天然水スパークリング」をそおっと注ぐ。
※氷の合間をぬうように静かに注ぐ。炭酸が抜けてしまわないように!

6. マドラーで静かに1回だけかき混ぜる。
※混ぜすぎはNG

7. ミントを添えて完成!
※ミントの香りをたたせるために、手でミントをパァン!ってしてから添えましょう。ミントの細胞が壊れて森が薫りだします。

ハイボールなんて炭酸で割るだけと思ってましたが、この作り方で作るとたしかに美味しい…!ひと手間が美味しい森薫るハイボールにつながります。ぜひやってみてください♪



◆ お土産はココでしか買えないものを…!


テイスティングタイムのあとはお土産コーナーへ。
ここでは、ウイスキーを貯蔵した樽の木材をチップにして燻製したおつまみを買うことができます。
レーズン、ベーコン、チーズ、ミックスナッツ、鮭とばなどの燻製があります。
これがめちゃくちゃおいしい&ネット販売していないので、白州蒸溜所に行った際は必ず購入することをおすすめします。
私ももっと買ってくれば良かった〜!

その他にも、テイスティングタイムに使用したテイスティンググラスと同じものや、白州のロゴ入りの薄作りのグラスなども購入できます。

ここでしか手に入らないものもたくさんありますので要チェック!


◆ おわりに

いかがでしたでしょうか。
滞在時間2時間程度だったのですが、この内容の濃さです。非常に充実した白州蒸溜所見学、みなさんもぜひ!


うどん粉ってお酒のことになると熱く語る癖あるよね!と思った方、蒸溜所見学をしてみたくなった方はクリック♡

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Information

サントリー白州蒸留所

住所〒408-0316 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1

事前予約が必要です。


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うどん粉 (Twitter: @riko_kuma)

都内の現役薬学部女子大生
自他ともに認めるアル中
趣味は居酒屋&バル巡り、料理(Kitchin drinker)
得意技はひとり酒
好きな食べ物はグリーンカレー

恵比寿、田町、五反田、目黒、渋谷、新宿、銀座に主に生息

将来の夢は、お嫁さん